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嬉しいお知らせ ひとつめ!

海賊の興奮冷めやらぬ公演直後ですが、じわじわとファルフロス症状の足音が聞こえてきた方も多いのはないでしょうか。(笑)
かく言う私もちょい虚脱状態。相変わらず魂を丸ごと持って行ってしまう、罪作りな方でございます。

さてさて嬉しいお知らせその一。

予想を遥かに上回る速さで完売してしまい、手に入れられなかったとお嘆きの方も多かった瀬戸秀美写真集「FARUKH RUZIMATOV」ですが、瀬戸先生にお願いした結果、若干数ですがお持ちの分を販売に回していただけることとなりました!
ご希望の方は直接、
瀬戸秀美先生の事務所「オン・ステージフォート」
03-6750-2393


までご連絡くださいとのことです。
多分、これが最後のチャンスだと思います。ご希望の方はお早めに!

ミハイロフスキー公演ニュース映像

今回の来日公演のはロシアのテレビ取材が来ていましたが、早速短いニュース映像がアップされています。
コンラッドルジも映ってますよー♩

http://www.1tv.ru/news/culture/275587


3月のロシアでのルジマトフ公演案内

http://www.bilettlt.ru/afisha/item/6921/

http://www.gorkogo.spb.ru/playbill/187/

浪巻けよ、深い濃藍の大洋よ-3

2幕について書きます。

3年前の2012年感想が1幕で終わってしまっているのは、あまりにも細部に至るまで細かく書きすぎ力尽きた(笑)という理由によると思っていたけども(ははは)、それだけではなかったんだな~と、今回観て感じました。

だってファルフさー、最後の5分、進行慌ただしすぎじゃない?!(笑)
90分で終わらせなきゃいけないミッションなので、最後は巻き入れてなんとかギリで納めましたわ~みたいな。(んなワケない)
ぼ~と見てたら物語が終わったことにすら気がつかないよ。(^^;;
1幕はロマンスあり闘いあり裏切りありの異国情緒溢れるハラハラドキドキ冒険活劇を存分に楽しんでいただき、2幕では打って変わって本場ロシアの舞姫達のクラシックバレエをたっぷり堪能していただきましょうと言うことなのだろーか?これがバレエ脳ってヤツ?(笑)
上演時間増やしてイイから、ルジ芸術顧問、ここはなんとかもう少しわかりやすい演出に改良していただきたいところです。
(変わらないだろうけどさ。笑)


2幕の舞台はパシャの豪華船。(多分)
舞台下手にアラブ風の美しい衣装に着替えたギュリナーラとデレデレのパシャ、そして御付きの小姓二人。
賢いギュリナーラはパシャを手玉に取ってそれなりに楽しく暮らしている様子。(贅沢衣装にフルーツ食べ放題付きで女子には嬉しい環境だし)
エキゾチックなオダリスクのダンスシーン。良いです。3人とも容姿もダンスも美しい。女性の身体でしか造れないアラベスク模様のような優美な曲線にうっとり。なのですが……下手の4人の小芝居が私の視界を邪魔するのよっちくしょー面白すぎるぜこの4人!しかもリズム感いいし!(笑)
おかげで二日間とも真ん中を観ているつもりで横の小芝居に目がいってしまう場面になりました。女の子達、ごめん。(^^;;

オダリスクの踊りが終わるとランケデムがさらってきたメドーラを抱えて登場。再会を喜びキャッキャするギュリナーラとメドーラはチュチュに着替えるため下手に退場。(潔いぐらい説明的なマイム無し(^^;;)
続いて重めの音楽が流れ、小姓たちが誰かの来訪に慌てる。上手から現れたのは巡礼の高僧一行(その実は変装したコンラッド一味)。
奴隷市場での変装と全く同じなのになんでパシャ気づかない?と言う疑問は置いておいて(笑)、この高僧ルジ、私、大好物です。
髭にヘアバンド、革ブーツに腹筋見せのワイルドルジも素敵すぎですが、重たいフードで顔を隠し美しい指先と切なげな伏し目で祈りのポーズを取る「禁欲的なルジマートフ」の色っぽい美しさといったらもうもうもう!!(←マニア)

「あちらに宴の席を用意しました。綺麗どころのショーも用意しました。ささ、奥へ」みたいなやり取りでパシャとコンラッド達も退場。
次いで花園の場。

…これがねー、とっても良かったです。振り付けと構成がさすが「ザ・プティパ」っ!…だな~と再認識。グランドバレエの醍醐味を存分に味わいました。
鮮やかな色彩で太陽の陽射しと豊かな海を想起させる第一幕の舞台美術と対比させ、この場ではやや色彩抑えめで陰影の深い上品な背景美術。バレリーナ達の衣装も品の良いパステルトーンで舞姫達の柔らかい踊りをより優美に引き立てる。
ここではとにかくバレリーナ力!プリマ力!
笑顔で華やかに振り付けとフォーメーションを正確に再現出来れば名場面。チュチュが似合う美しいコール・ド達と見応えのあるプリマ達で、久しぶりのプティパ美を堪能しました。

ショータイムは終わり、再びパシャと僧に扮したコンラッド達が舞台へ。現れたランケデムが「こいつら海賊ですぜ!」とパシャにチクると、サッと分厚いマントを取り(かっけー!)正体を現すコンラッド一味。
冒険活劇のお決まりに則ってそのまま戦闘シーンに突入、ここでもルジさん、迫真のチャンバラアクションでした。うう、お頭、かっこよすぎ~~(萌え死)
コンラッドがランケデムを仕留めパシャから愛しのメドーラを取り戻し、ギュリナーラを含む囚われの奴隷を解放し勝利の声を挙げるコンラッド達。(裏切り者ビルバンドはアリが仕留めたん?)
浜辺で海賊達を見送る人々の目に、大海へと帆を揚げ颯爽と進むコンラッド達の船が遥かに見える。

…………話としては完結してる。
カタルシスあるはず、これが親切に表現されていれば。(笑)
問題はラストの途中で紗幕が降りて見にくくなるのと、あまりにも短い間に同時多発的に舞台の上で事が進むせいで、理解が状況に追いつかないまま話が終わってしまうこと。(まあこれは基本ルジさんしか見ていない自分の見方のせいもあるんだろうけど。^^;;)


でもまあ、良い作品です。
ルジマトフ演出と言うことでファンの欲目になっているせいもあるけど、本当にこのバレエ作品を知り尽くし演じ尽くしたルジマートフだからこそ、この様に「今の時代の観客に心から楽しんでもらえる」と「19世紀の伝統と格式をきちんと継承する」を両立するクラシックバレエ作品をつくることが出来たのだと思います。


………はー3年越しでやっと完結した(笑)

次は今回のキャストについて書きまーす♩








浪巻けよ、深い濃藍の大洋よ-2

2015年1月8日(木)19:00
2015年1月9日(金)19:00
ミハイロフスキー劇場バレエ「海賊」
東京文化会館

このルジマートフ版「海賊」についての詳しいレポ的感想は前回2012年上演時に1幕だけ(笑)しっかり書いたので、今回はそれとの差異と、2幕分を書きます。
ちなみに2012「海賊」感想はこちら↓
1、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-394.html
2、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-395.html
3、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-396.html
4、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-400.html
5、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-402.html
6、http://ried.blog43.fc2.com/blog-entry-404.html

初日(1/8)の舞台は、期待が大きすぎたせいか、正直「あれ?こんな感じだったっけ?ルジ版海賊って?」…という物足りなさが多少残りました。
いや、作品自体はやはりすごく楽しいし舞台美術や衣装もとっても美しいし、ダンサー達は文句の付けようがない程皆上手で、さすが正統派ロシアバレエ劇場の引越公演と感心するぐらいハイレベルのバレエ舞台ではあったと思います。私だってファルフが出ていない公演だったら普通に満足して帰ったと思う。
だけど、不幸にして(笑)我々は「ルジマジックがかかった全幕舞台」という禁断の実の味わいを知ってしまった。(^^;;
ルジマートフを観る醍醐味は何よりもその「舞台力」。ステージの上に物語世界が立ち上がり、それに魂ごと引き込まれる快感、いわば皮膚感覚に近い「体験」にあるので、そういう意味では8日の舞台はなんかモヤっとした気分に包まれました。すごく良い舞台だしファルフはカッコいいしすごく楽しいんだけどね…なんか、違う。みたいな。(贅沢)

原因は一言でいうと「一体感の無さ」だったと思います。
ルジマートフとボルチェンコとサラファーノフ、そして他の役柄のダンサーそれぞれの温度と目指す方向がバラバラで、昔のマールイにファルフがゲスト出演した時の初日を思い起こさせました(笑)
サラファーノフのアリは素晴らしいヴァリエーションを踊ってくれたし、ボルチェンコは堂々たるプリマの輝きだった。
しかしファルフの熱さに呼応しないタイプのこの二人(どちらかというとクレバーな内面を持つ自己完結型プロフェッショナルタイプに思える)との相性はあまり良くなく、そこに化学反応は起こりませんでした。
(まあ、ボルチェンコは体格の面で初めからルジマートフとの組み合わせ自体にムリがあったよね…)

あとは…うーん、……ファルフごめん、コンラッドの踊りが減っていたのは、やはり初日少しショックだったよ……小声(^^;;。
もちろん誰にも気付かれないぐらい巧妙に構成直していたし、厳選された踊るシーンではその分きっちりキレの良いダンスを見せてくれたのだから贅沢言ったらバチが当たる!全幕通して主役で見られるだけでも奇跡みたいな事なのに!なのですが…、ファンて欲深。(私だけか(^^;;)
あ、二日目は心構えが出来てるのでちゃんと楽しめました!
調子自体も9日の方が良かったんじゃないかなー



1/9の舞台については、前に書いた通り「最高でした!」の一言。(≧∇≦)
初日には無かった演技者達の一体感、それによる海賊の物語世界の立ち上がり、会場全体を巻き込むグルーブ感と物語が進むごとに高まる高揚感。
何度も共演を重ねたペレンと、ワガノワ時代から目をかけていたレベデフ(ルジマトフ賞受賞者)という、言わば「ルジ組」(笑)の共演で、まさしくマジックのかかった舞台でした。

浪巻けよ、深い濃藍の大洋よ



「海賊」、良い舞台でした。
特に2日目の1月9日については、同じ「ペレン、ルジ、レベデフ」キャストで演じられた2012年兵庫の「神舞台」の再現といっていい。
3年経つとそれだけお互いの関係性もダンサー自身も変わるし、特にレベデフはあの輝くばかりに初々しい19歳の少年ではないだろう、期待し過ぎないようにしよう…という私の予想を覆し、彼らはさらに素晴らしい、観客ほぼ全員が思わず笑顔のまま立ち上がり拍手をするという、神舞台を見せてくれました。
熱狂的なスタンディングオーベーションで何度も何度もダンサー達が呼び戻され、アリ役のレベデフがカーテンからジュテで飛び出し見事な回転を見せて観客のハートをがっちり掴むと、続いて出てきた本家本元カーテンコールの王様ルジマートフも微笑みながらポーズを取り、「ファルフ踊って!」の観客の熱視線に「当然!」とばかりにキレッキレのピルエットを披露する。嬌声と拍手と熱気で会場は興奮のるつぼに。
20年前から「ロックコンサートのようだ」とお堅いバレエファンから驚かれ続けたあの熱狂を、齢52になるルジマートフ(しかもバレエダンサー(^^;;)が相も変わらずしっかりと引き起こしている事、しかもそれに何の違和感もないのがなんというか…スゲーよな…と。(かく言う私も「そうそうこれこれ、ルジ舞台はこうじゃなきゃ!」と興奮していた1人ですが。笑)


ルジマトフが出る舞台なのだから、
それだけで私にとっては良い舞台であることに間違いはない。(特に一年半待たされた後とあっては!)
………にしても、なんて幸せな、夢のようなひとときだったことでしょう!
3年前の同じ時期にもらったものよりもさらに大きな幸せと、バレエ芸術の奥深さ、それに対する彼の敬意と愛情を今回ルジマトフの出演したクラシック3公演から私は強く深く受け取りました。

ファルフは凄い。
素晴らしい、唯一無二の至宝的存在であり、同時に前人未到の域へさらに突き進む孤高のチャレンジャーでもある。
しかも未だに初めて見た人のミーハー心に火を付けるほどわかりやすく蠱惑的扇情的なスーパースターでもあるっつーのがこれがまた(笑)
たまらんです。


…いかん、
海賊の感想を書くつもりが、ついついルジ賛美に熱が入り過ぎて暴走してしまった(^^;;

続きはまた明日~
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