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嬉しいおしらせ二つめ!10月にルジマトフ来日公演‼︎


http://www.russian-festival.net/img/program/2015/32.jpg

10/11(日)18:00
10/12(月祝)14:00
国立劇場小劇場(半蔵門)

「ファルフ・ルジマトフ&藤間蘭黄&岩田守弘公演/出会い−信長NOBUNAGA」(上演: 新作「信長NOBUNAGA」、ルジマトフソロ作品、藤間蘭黄古典作品)

チケット申し込み:ロシアン・アーツ
03-5919-1051
お問い合わせ:ロシア文化フェスティバル日本組織委員会
03-5919-1051


なんとルジさん、10月に来日公演!しかも今回は日本舞踊の方と岩田くんとの新作というチャレンジングな内容!(信長って!びっくり)
劇場が日本舞踊の殿堂国立劇場ということで、新しい可能性がまた開けそうな公演ですね。
わーい秋にもルジさんの舞台が観られる!
楽しみ~~!!!


浪巻けよ、深い濃藍の大洋よ-4

キャストについて

今回の海賊の主要なダンサーは、ルジマトフを除いてはほぼダブルキャスト。二日間見比べることが出来てとっても楽しかったです。

メドーラ
1/8 エカテリーナ・ボルチェンコ
1/9 イリーナ・ペレン

ボルチェンコを観るのはたぶん初めて。映像等の情報から大柄のバレリーナを想起していたので、そもそもルジさん持ち上げられるのか?と心配でした。(^^;;

結論から言うと、やはり体型面でまず合わなかったです(笑)。
ファルフはロシアダンサーにしては小柄だし(それでも178あるんだけど)しなやかさを武器とするスレンダーなタイプ。ボルチェンコは飛び抜けて背が高いわけではないが(今時のロシアバレリーナでは平均ぐらい?)、なんと言うか…見た目が逞しい(^^;;。舞台に登場した姿を見た時に、申し訳ないが「マジか!」と思いましたもん(いや、本来ゼレンスキーとかの美丈夫系と組むととても美しく見えるゴージャスバレリーナだと思います。規定外なのはむしろファルフの方)。
緊張していたのか元々そう言うタイプなのか感情表現も淡々としてて、舞台の上で「海賊の長として」息をしているルジマトフに比べて、「バレリーナがメドーラの衣装を着て踊りの間に繋ぎの演技をしている」域を抜けていない印象。ルジコンラッドの愛情表現が熱烈で暑苦しいだけにチグハグ感がもどかしかったです。(笑)
踊りの部分は良かったと思います。テクニックは確かだし主役の華と押し出し感がある。容姿も美しいし、ルジさんとの相性が残念だっただけで、彼女自身は立派なバレリーナだと思います。


ペレンのメドーラは何度も観ていますが、やはりイイですね♩
周りの男性を一目で魅了する艶やかな美貌を持ちながらも、少女的な頑なさと潔癖を内面に感じさせる美しき姫君。冒険活劇のなかでの「悪者にさらわれてヒーローに助け出されるお嬢さん」にこれ程ぴったりな人もいないでしょう。
クラシックのヒロインの中では一番彼女に合っていると思うし、この浅い物語の中でドラマ作る必要もないので、ルジマトフとの相性も今までで一番良かった気がします。お着替えが多くて華やかな容姿が目の保養でした。

ギュリナーラ
1/8(木) アナスタシア・ソボレワ
1/9(金) タチアナ・ミリツェワ

ソボレワは新春ガラでのオデットを観た時に何よりもその新人種的容姿に感動したのだけど、やっぱりほっそい!そして手脚が長いっ!
長く細い脚や腕を天高く上げ、さらに大きくしならせながら下ろす様にデビュー当時のザハロワを思い起こしました。
演技や踊りも、ガラの白鳥よりのびのび自分本来のものが出せていたのではないかな。リリカルな容姿の中にも、現代っ子らしいちゃっかり感が見えて面白かったです。
容姿や踊り方はとっても好みなので、今後の成長が楽しみなバレリーナ。

ミリツェワのギュリナーラは安定の納得品質。ちょっと貫禄出た?という気もしましたが、ギュリナーラではそれもプラス。
とってもとってもチャーミングなギュリナーラで、前回同様舞台に引き込まれました。私の大好きな彼女独特の軽やかな踊り方が相変わらずで嬉しかった。ブラーヴァ!

アリ
1/8(木) レオニード・サラファーノフ
1/9(金) ヴィクトル・レベデフ

サラファーノフのアリは3年前と印象は同じ。超絶技巧要員としての自分の職務を、見事なバリエーションを踊ることでキッチリ全うしたって感じかな。
確かにルジ版のアリって掘り下げようのないキャラだとは思うけど((^^;;、全編舞台にいる割には物語にあまり参加していない印象で(イヤ、必要十分ではあるんだけどね)、やけに暑苦しいヴェンシコフビルバンドや重厚オーラとフェロモンをムンムンさせているルジコンラッドに挟まれて、なんかちょっと勿体無い感じでした。

レベデフくんは3年前の「スター誕生」の勢いがそのまま素直に続いている感じ。
なんつーか、時分の花ですね。
立っているだけで目を引きつける、眩しいキラキラ感がある。
むさ苦しい海賊野郎共の中で場違いなぐらいつるんと若く純白。んで意味なくニコニコしてる。
前回もそうだったんだけど、このアホみたいに可愛い好青年アリと渋エロ首領ルジコンラッドとの並びが私にはツボでツボでツボで。(笑)
ついつい「ヨーロッパの客船が難破した時に生き残っていた貴族の赤ん坊をひょんな事からコンラッドが見つけ、そのまま気紛れに海賊船で育て面倒を見てやっている。アリもコンラッドを父のように慕い、海賊の一味となりその片腕となることで恩義に報いろうとしている」なんつー木原敏江的バックストーリーがアタマに浮かんできて困ったでござるよ(貴種流離譚好き&主従フェチにはたまらんネタです。ご馳走さまですルジさん。笑)
レベデフくんは容姿だけでなく、天賦の才も十分に持ち合わせていて、とにかく踊りが気持ちいい!
恵まれた長身を更に長く使い、スッキリと清々しいロシアバレエライン。見えないバネで弾かれたかのような高く速いジャンプに驚いていると、その空中でちょっと止まって更に身体を大きく開き観客を沸かせる。テクニック自慢の若いダンサーにありがちの力みやドヤ顔が皆無なのにいちいち技がこちらの想定を超えたレベルなのが空恐ろしくさえある(笑)。
いやーホントにいいダンサーを引っ張ってきてくれたよルジさん!
どうかこのまま素直にスクスク成長していって欲しいと、切に願うばかりです。

ビルバンド
1/8(木) ミハイル・ヴェンシコフ
1/9(金) ウラジーミル・ツァル

この二人のビルバンドの印象は3年前とほぼ同じ。
海賊団の首領の位置を狙う野心溢れる陰謀家ヴェンシコフと、男の流儀を通したい武骨な兄貴タイプのツァル。
どちらも物語の中で生き生きと存在していたし、違うニュアンスで同じように色っぽくてカッコいいのでとっても楽しめました。
特に洞窟の場の2丁拳銃のダンスはほーーーーっんとうにカッコいいよねー!
あそこからフォルバンに繋がるくだりは大好き。ワクワクします。
忠実な部下→謀反→陰謀・裏切り→騙し→対決…と、この紙芝居的物語の中では一番ドラマティックなキャラなので、最後までキッチリ見せ場を作ってあげて欲しかったな~、ルジさん。

ランケデム
1/8(木) アレクサンドル・オマール
1/9(金) セルゲイ・ストルコフ

今回は両者ともアイパッチが無かったのがとにかく残念。
イヤわかるんですよ、舞台に出ずっぱりで見せ場のパ・ド・ドゥもある役を片目で演るのは大変だろうしダンサーにとっては危険でもあるだろう。排除していいという判断が現在なされているのだろうというのは容易に想像できるし納得もする。
………だけども…ああ、ごめん、アレこそ「ルジ版海賊」的美学を象徴するコスチュームだと、前回見たときに思えたので、……うーん、正直、この役の魅力が半減した様に私には思えてしまった。私の感覚の問題で演者には全く罪は無いです。
オマールのランケデムはいわゆる「マールイ芸」(笑)。ロシアバレエ的オーバーアクションな型芝居で分かりやすく愛敬がある。ダンスも必要十分。
新人のストイコフは演技はそれなり。眠り薬のくだりでルジコンラッドがピッチャーからワインを直接ガブ飲みして「あれ、こんな演出だったっけ⁈」と驚いていたら、実はこのストイコフが直前シーンでグラスを舞台から持って行ってしまったらしい(^^;;。ワイルドなルジさんを見られたからそれもまあよし(笑)。
抜擢されるだけあって、奴隷のパ・ド・ドゥのバリエーションがとても上手で魅せてくれました。

あとは今回公演の1番(?)の功労者、パシャ役のアレクセイ・マラーホフ氏を忘れてはいけませんね。
ほーーーんとうに、チャーミングなパシャで、時期的に微妙な場面(中東のコスチュームで人身売買とか)も、このパシャに買われるんだったらまあいいか的な呑気なムードで楽しく観ることができました。
演技もやり過ぎなんだけど品が良いというかあざとさが出てこないのがこの人の良いところ。
二人の宦官との3バカコントが今回も最高でした。

コール・ド・バレエについては、…うーん、まあ、通常のマールイ品質というか………
あれ、こんなにバラついていたっけ?と思う瞬間もあれば、やっぱロシアバレエは良いわ~とうっとりする瞬間もあるという感じかなぁ。
演技はノリノリで楽しい。
オーケストラはちょっとこじんまりしてたのが物足りない気がしたなあ。これで指揮がアニハーノフさんであれば言うことないのに!と思う場面が多かったです。

嬉しいお知らせ ひとつめ!

海賊の興奮冷めやらぬ公演直後ですが、じわじわとファルフロス症状の足音が聞こえてきた方も多いのはないでしょうか。(笑)
かく言う私もちょい虚脱状態。相変わらず魂を丸ごと持って行ってしまう、罪作りな方でございます。

さてさて嬉しいお知らせその一。

予想を遥かに上回る速さで完売してしまい、手に入れられなかったとお嘆きの方も多かった瀬戸秀美写真集「FARUKH RUZIMATOV」ですが、瀬戸先生にお願いした結果、若干数ですがお持ちの分を販売に回していただけることとなりました!
ご希望の方は直接、
瀬戸秀美先生の事務所「オン・ステージフォート」
03-6750-2393


までご連絡くださいとのことです。
多分、これが最後のチャンスだと思います。ご希望の方はお早めに!

ミハイロフスキー公演ニュース映像

今回の来日公演のはロシアのテレビ取材が来ていましたが、早速短いニュース映像がアップされています。
コンラッドルジも映ってますよー♩

http://www.1tv.ru/news/culture/275587


3月のロシアでのルジマトフ公演案内

http://www.bilettlt.ru/afisha/item/6921/

http://www.gorkogo.spb.ru/playbill/187/

浪巻けよ、深い濃藍の大洋よ-3

2幕について書きます。

3年前の2012年感想が1幕で終わってしまっているのは、あまりにも細部に至るまで細かく書きすぎ力尽きた(笑)という理由によると思っていたけども(ははは)、それだけではなかったんだな~と、今回観て感じました。

だってファルフさー、最後の5分、進行慌ただしすぎじゃない?!(笑)
90分で終わらせなきゃいけないミッションなので、最後は巻き入れてなんとかギリで納めましたわ~みたいな。(んなワケない)
ぼ~と見てたら物語が終わったことにすら気がつかないよ。(^^;;
1幕はロマンスあり闘いあり裏切りありの異国情緒溢れるハラハラドキドキ冒険活劇を存分に楽しんでいただき、2幕では打って変わって本場ロシアの舞姫達のクラシックバレエをたっぷり堪能していただきましょうと言うことなのだろーか?これがバレエ脳ってヤツ?(笑)
上演時間増やしてイイから、ルジ芸術顧問、ここはなんとかもう少しわかりやすい演出に改良していただきたいところです。
(変わらないだろうけどさ。笑)


2幕の舞台はパシャの豪華船。(多分)
舞台下手にアラブ風の美しい衣装に着替えたギュリナーラとデレデレのパシャ、そして御付きの小姓二人。
賢いギュリナーラはパシャを手玉に取ってそれなりに楽しく暮らしている様子。(贅沢衣装にフルーツ食べ放題付きで女子には嬉しい環境だし)
エキゾチックなオダリスクのダンスシーン。良いです。3人とも容姿もダンスも美しい。女性の身体でしか造れないアラベスク模様のような優美な曲線にうっとり。なのですが……下手の4人の小芝居が私の視界を邪魔するのよっちくしょー面白すぎるぜこの4人!しかもリズム感いいし!(笑)
おかげで二日間とも真ん中を観ているつもりで横の小芝居に目がいってしまう場面になりました。女の子達、ごめん。(^^;;

オダリスクの踊りが終わるとランケデムがさらってきたメドーラを抱えて登場。再会を喜びキャッキャするギュリナーラとメドーラはチュチュに着替えるため下手に退場。(潔いぐらい説明的なマイム無し(^^;;)
続いて重めの音楽が流れ、小姓たちが誰かの来訪に慌てる。上手から現れたのは巡礼の高僧一行(その実は変装したコンラッド一味)。
奴隷市場での変装と全く同じなのになんでパシャ気づかない?と言う疑問は置いておいて(笑)、この高僧ルジ、私、大好物です。
髭にヘアバンド、革ブーツに腹筋見せのワイルドルジも素敵すぎですが、重たいフードで顔を隠し美しい指先と切なげな伏し目で祈りのポーズを取る「禁欲的なルジマートフ」の色っぽい美しさといったらもうもうもう!!(←マニア)

「あちらに宴の席を用意しました。綺麗どころのショーも用意しました。ささ、奥へ」みたいなやり取りでパシャとコンラッド達も退場。
次いで花園の場。

…これがねー、とっても良かったです。振り付けと構成がさすが「ザ・プティパ」っ!…だな~と再認識。グランドバレエの醍醐味を存分に味わいました。
鮮やかな色彩で太陽の陽射しと豊かな海を想起させる第一幕の舞台美術と対比させ、この場ではやや色彩抑えめで陰影の深い上品な背景美術。バレリーナ達の衣装も品の良いパステルトーンで舞姫達の柔らかい踊りをより優美に引き立てる。
ここではとにかくバレリーナ力!プリマ力!
笑顔で華やかに振り付けとフォーメーションを正確に再現出来れば名場面。チュチュが似合う美しいコール・ド達と見応えのあるプリマ達で、久しぶりのプティパ美を堪能しました。

ショータイムは終わり、再びパシャと僧に扮したコンラッド達が舞台へ。現れたランケデムが「こいつら海賊ですぜ!」とパシャにチクると、サッと分厚いマントを取り(かっけー!)正体を現すコンラッド一味。
冒険活劇のお決まりに則ってそのまま戦闘シーンに突入、ここでもルジさん、迫真のチャンバラアクションでした。うう、お頭、かっこよすぎ~~(萌え死)
コンラッドがランケデムを仕留めパシャから愛しのメドーラを取り戻し、ギュリナーラを含む囚われの奴隷を解放し勝利の声を挙げるコンラッド達。(裏切り者ビルバンドはアリが仕留めたん?)
浜辺で海賊達を見送る人々の目に、大海へと帆を揚げ颯爽と進むコンラッド達の船が遥かに見える。

…………話としては完結してる。
カタルシスあるはず、これが親切に表現されていれば。(笑)
問題はラストの途中で紗幕が降りて見にくくなるのと、あまりにも短い間に同時多発的に舞台の上で事が進むせいで、理解が状況に追いつかないまま話が終わってしまうこと。(まあこれは基本ルジさんしか見ていない自分の見方のせいもあるんだろうけど。^^;;)


でもまあ、良い作品です。
ルジマトフ演出と言うことでファンの欲目になっているせいもあるけど、本当にこのバレエ作品を知り尽くし演じ尽くしたルジマートフだからこそ、この様に「今の時代の観客に心から楽しんでもらえる」と「19世紀の伝統と格式をきちんと継承する」を両立するクラシックバレエ作品をつくることが出来たのだと思います。


………はー3年越しでやっと完結した(笑)

次は今回のキャストについて書きまーす♩








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